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WORKLAND SETAGAYA

  • 物販店舗・飲食店
  • 鉄骨造
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作業服から普段着まで様々な衣類・工具が揃うワークランドのフラッグシップ店、第二弾。前回の横浜原宿店との連作であり、カラフルな外装材を張ることで建物に楽しげな印象を与えている。本計画では、カラフルなライン状のファサードを共通言語とし、働く人のための明るく前向きなブランドイメージを街に発信することを意図した。大きなガラス面とピロティを設け、内部の活動が道路側へにじみ出すような開放性を確保。歩行者にも車利用者にも分かりやすい、地域のランドマークとなる外観を目指している。昼夜の光の変化を受けて表情が変わることで、通りにリズムとにぎわいを与えることも狙いとした。

DATA

所在地 東京都世田谷区
用途 物販店舗
設計期間・監理期間 2016.02-2016.05・2016.06-2016.10
敷地面積 237.57㎡
建築面積 192.32㎡
建蔽率 80.95%(100%)
延床面積 496.52㎡
容積率 146.26%(300%)
階数 地上3階
構造形式 鉄骨造

第1案では、縦ルーバーをリズミカルに配したシンプルな箱形ボリュームとし、落ち着きのある中にも明るさと親しみやすさを感じられる外観を目指した。色ごとに異なる幅や奥行きを与えることで、歩きながら見るとファサードに揺らぎが生まれる。連続するガラス面との対比により、内部のアクティビティがより素直に伝わる構成とした。ルーバーの陰影が日射を和らげつつテナントサインを受け止め、長期的なメンテナンス性にも配慮した案。

第2案では、斜めに走るカラーパネルが建物全体を包み込むことで、躍動感とスピード感のある外観を表現している。鋭角なコーナー形状に沿ってファサードが折れ曲がり、見る位置によって色の見え方が変化する多層的な構成。ガラス面をランダムに切り取り、内部の駐車場や店舗の気配をのぞかせることで、通行者の視線を自然に引き込むデザインとした。夜間はパネルの陰影とライン照明が強いシルエットを生み、よりアイコニックな存在となる。

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