DATA
| 所在地 | 東京都台東区東上野3丁目32-2 |
|---|---|
| 用途 | 共同住宅 |
| 設計期間・監理期間 | 2024.06-2024.12・2025.02-2026.09 |
| 敷地面積 | 136.04㎡ |
| 建築面積 | 95.21㎡ |
| 建蔽率 | 69.99%(100%) |
| 延床面積 | 958.31㎡ |
| 容積率 | 599.89%(600%) |
| 階数 | 地上14階 |
| 構造形式 | 鉄筋コンクリート造 |
吸い込まれるようなアプローチを計画
アプローチの壁は外観と呼応する柔らかなR形状とし、直線的になりがちな都市の動線に緩やかな“溜まり”とリズムを与えた。歩みを進めるにつれて視界が少しずつ開き、自然とエントランスへ誘われるような心地よいプロセッションをつくり出している。建物の足元には植栽帯を設け、硬質になりがちな街の表情に潤いと季節感を添え、帰宅時にふっと気持ちがほどける落ち着いた景観を創出した。エントランスは深い庇によって外部環境から守られた領域を確保し、上質な素材でまとめることで、街側の喧騒から内部の静けさへと滑らかに切り替わる洗練された空間としている。また、限られた敷地条件の中でも形状を最大限に活かし、十分な駐輪スペースを確保して日常の使い勝手に配慮。さらに専用扉からEVホールへ直接アクセスできる計画とすることで、動線を短縮しつつ不特定者の侵入を抑え、居住者の利便性と安全性を高めている。細部にまで行き届いた計画が、都市型住宅に求められる快適さと美しさの両立を支えている。