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3-STORY MAISONETTE HOUSING PROJECT

  • 集合住宅
  • 鉄筋コンクリート造
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東京都江東区の川沿いに位置する集合住宅。

ル・コルビュジエが提唱した「ユニテ・ダビタシオン」の空間構成を現代の都市スケールへと再解釈した。

3階上部の大梁と列柱の強固なラーメン構造によって2階床部は梁なしとし、構造的開放感を目指している。つまり、本件は3階建てではあるが、構造的には1フロアでできている。

 

均整のとれたグリッド状のファサードは、周辺の不規則な街並みに秩序を与えつつ、大きな開口部が都市の風景を内部へと引き込んでいく。

DATA

所在地 東京都江東区
用途 集合住宅
設計期間・監理期間 2014.09
敷地面積 449.88㎡
建築面積 292.01㎡
建蔽率 64.9%
延床面積 713.21㎡
容積率 156.0%
階数 地上3階
構造形式 鉄筋コンクリート造

奥行きが奏でる、陰影のシークエンス

 

正面からはフラットに見える壁面も、斜めから見ることで列柱が生み出す「奥行き」と「影」が露わになる。

横への広がりと、外階段による垂直方向の動きが、集合住宅としての躍動感を感じさせる。

重力からの解放、連続する余白

 

階段が軽やかに上下階を繋ぎ、構造的な束縛から解き放たれた空間が、住まい手に「使い方の自由」を提示。

 

大きな窓から入る光が、梁のないフラットな天井を伝い、奥まで浸透する。

共用廊下を軸とした合理的積層と、構造が生む空間のメリハリ

 

ユニテ・ダビタシオンの思想を現代のスケールで再構成し、2階に配した共用廊下を中心とした効率的な動線計画と、独自の構造フレームが響き合う平面計画。

 

2階に共用廊下を集約して配置することで、上下階の住戸へアクセスする動線を整理するとともに、住まい手が自然に交差する「空中廊下」としての機能を付与した。

 

外周部に並ぶ扁平柱を強軸使いとすることで、街や運河に対して最大限の開口部を確保。一方で、反対の弱軸方向を耐震壁で構成することで、住戸間のプライバシーを確保しつつ、構造壁が空間に「溜まり」と「奥行き」を与える論理的なゾーニングを実現している。

現代のユニテ・ダビタシオン

 

ル・コルビュジエが提唱した「ユニテ・ダビタシオン」の空間ロジックを現代の3階建てメゾネットに再解釈。3階建てのワンスパン内に2住戸を配置している。

 

階段と連動した吹き抜けは、垂直方向の視線の抜けを創出し、都市居住における限られた面積の中に圧倒的な解放感を提供している。

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