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RG IIDABASHI

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本計画は、施主であるデベロッパーの本社近くに位置し、施主としても特に力を入れて取り組む共同住宅プロジェクトである。

外観は高級共同住宅としての品格を重視し、タイルや特殊塗装を用いることで、都心にありながらも温かみのある表情を備えたデザインとした。

エントランスは高級ホテルのエントランスを想起させる空間を目指し、上品さとともに、住まい手がくつろぎを感じられる設えとしている。

天然石を用いた仕上げや、天井と壁を連続させる目地の構成により、空間全体の印象を丁寧に整えた。

〈スクエア〉というコンセプトを軸に、ファサードからディテールに至るまで、一貫したデザインフィロソフィーで建築全体をまとめ上げている。

DATA

所在地 東京都千代田区飯田橋
用途 共同住宅
設計期間・監理期間 2026.5.11~2027.3.31
敷地面積 459.01㎡
建築面積 269.29㎡
建蔽率 58.67%
延床面積 2825.18㎡
容積率 498.05%
階数 地上11階
構造形式 RC造

スクエアを基調とした、端正な外観構成

本計画の外観は〈スクエア〉というコンセプトを軸に、プロポーションと素材の積み重ねによって高級共同住宅としての佇まいを形成している。バルコニーやスラブラインを水平に整えつつ、タイルと特殊塗装を組み合わせることで、シャープさの中に温かみのある表情を与えた。庇や軒天に用いた素材が立面に奥行きをもたらし、近景から遠景まで安定感のあるスケール感を生み出している。施主の本社に隣接する立地にふさわしく、過度な主張を避けながらも、細部の積み重ねによって品格と存在感を備えた外観を目指した。

タイルと水平ラインによって構成した外観イメージ

光によって際立つ、夜のファサード

夜景においては、昼間に整えたスクエアな構成を、光によって丁寧に浮かび上がらせることを意図した。バルコニー下部や軒天に仕込んだ照明が、水平ラインを柔らかく強調し、建築全体に落ち着いたリズムを与えている。タイルや特殊塗装の素材感は、直接的な照度ではなく、反射光によって表情をつくることで、過度な演出を避けつつ上質な印象を形成した。都心の夜景に溶け込みながらも、施主の本社近接という立地にふさわしい品格を備えた存在として、街並みに静かに佇む外観を目指している。

水平ラインを光でなぞるように演出した夜景ファサード

素材と陰影で迎える、静謐なエントランス

エントランスは高級ホテルの佇まいを意識し、落ち着きと奥行きを感じさせる空間として構成した。

外部から内部へと連続する軒天の木調仕上げと、タイル・天然石の素材感が重なり合うことで、街の喧騒から住まいへと気持ちを切り替えるための緩やかなプロローグをつくり出している。

スクエアを基調とした端正な構成の中で、照明計画による陰影や、目地を天井・壁に通すディテール操作により、空間に静かなリズムを与えた。

施主が強い想いを持って臨んだ本計画において、建物の品格を象徴する「顔」となるエントランスである。

素材と光が重なり合う、ホテルライクなエントランスアプローチ。

光と素材が重なり合う、迎えのしつらえ

エントランスの正面には、天然石とタイルを組み合わせた壁面構成を採用し、落ち着きと奥行きを感じさせる空間をつくり出している。軒天に施した木調仕上げと間接照明が、スクエアなフレームの中にやわらかな陰影を生み、昼夜を問わず上質な表情を演出する。サインやガラス面の割付、床・壁・天井に通した目地のラインまでを統一的に整理することで、細部に至るまで秩序あるデザインを実現した。高級ホテルのエントランスのように、住まいへと入る前の時間を静かに整える、品格ある迎えの空間として計画している。

素材と光が導く、静謐で上質なエントランス空間

目地が導く、静かな奥行き

エントランス内部は、天然石・木調パネル・ガラスを組み合わせ、落ち着きと品格を備えた迎えの空間として構成している。

壁面や天井には目地のラインを通し、スクエアを基調とした幾何学的な秩序を空間全体に与えた。

間接照明によって素材の陰影を丁寧に際立たせることで、視線が自然と奥へと導かれ、住戸動線へと穏やかにつながっていく。

外部の喧騒から切り替わるこの場所を、高級ホテルのロビーのように、滞在の始まりを静かに整えるための空間として位置づけている。

目地と素材がつくる、静謐なエントランスホール

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