総合設計制度を利用した老朽化マンションの建て替え計画である。敷地内に公共貢献となる公開空地を設け、容積率制限の緩和を利用した計画となっている。公開空地を敷地内に確保することで余剰床を確保し、地権者へ都市計画によって決定された容積率以上の還元率を得る事業スキームとなる。このような手法での建て替えは今後のメジャーな建築手法になってくると思われる。公開空地は地域住民や居住者の憩いの場となるような公園的なつくりとし、半公共的空間として都市に開放している。
DATA
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
|---|---|
| 用途 | 共同住宅 |
| 敷地面積 | 1182.40㎡ |
| 建築面積 | 503.31㎡ |
| 建蔽率 | 42.56% |
| 延床面積 | 9,999.59㎡ |
| 容積率 | 7296.90㎡ |
| 階数 | 地下1階、地上24階 |
| 構造形式 | RC造、制震構造 |