WORKS

ONGOING

RJP SHINKAWA

  • 賃貸集合住宅
  • 鉄筋コンクリート造
SCROLL

中央区・日本橋川沿いに建つ、分譲賃貸の共同住宅プロジェクト。

幅約55m、奥行き約7mという細長い敷地形状に加え、厳しい塔状比が求められる条件下において、構造設計との綿密な調整を重ねることで、鉄筋コンクリート造による合理的かつ経済性を備えた建築を実現している。

最上階にはプレミアム住戸を配置し、約100㎡前後の住戸を3戸並べることで、都心にありながら日本橋川を一望できる、ゆとりある住環境を確保した。

外観は川沿いという敷地特性を読み取り、白い縦ラインの帯によって水面の揺らぎを抽象的に表現している。

長大な立面に対してリズムと奥行きを与え、周辺環境と呼応するファサードデザインを提案した。

DATA

所在地 中央区新川
用途 共同住宅
設計期間・監理期間 2023.05~2024.04 2025.01~2026.10
敷地面積 525.58㎡
建築面積 405.31㎡
建蔽率 76.67%
延床面積 3608.06㎡
容積率 499.88%
階数 地上10階
構造形式 鉄筋コンクリート造

日本橋川に沿って連なる、長大なファサード

日本橋川沿いという立地条件を正面から受け止め、建築の長さをそのまま都市景観として成立させることを目指した計画である。

幅約55mにわたる細長い敷地形状に対し、構造計画との調整を重ねながら、合理性と経済性を両立した鉄筋コンクリート造の建築を成立させている。

川に面する立面には白い縦ラインをリズミカルに配し、水面の揺らぎや流れを抽象化した表現とした。

単調になりがちな長大なファサードに対して、縦方向のリズムと奥行きを与えることで、周辺環境と呼応する表情を生み出している。

都市の中にありながら、川の存在を感じさせる建築の姿を目指した。

水面の揺らぎを抽象化したファサードデザイン

立面は、建築の長さをそのまま受け止めながら、単調にならない表情を与えることを意図して構成した。

白い縦ラインの帯をリズミカルに配し、水面の揺らぎや流れを抽象的に表現している。

縦方向の強調によってスケール感を整理すると同時に、バルコニーや開口部との関係を調整することで、住戸としての実用性と外観の連続性を両立した。

川沿いに連なる長大な立面に対し、リズムと奥行きを与えることで、都市景観の一部として穏やかに溶け込む建築の姿を目指している。

白い縦ラインによって構成したファサード。

線と奥行きで構成したエントランス空間

エントランスは、外部から住戸へと至る移行の場として、空間の奥行きと方向性が明確に感じられる構成とした。

壁や天井、床を抑制したトーンで統一し、天井に走るライン照明によって人の動きと視線を自然に誘導している。

柱型や壁面の凹凸は単なる設備処理に留めず、空間にリズムを与える要素として整理した。

長手方向に連続する構成は、細長い敷地条件と呼応し、内部に入るほどに落ち着きが増す体験を生み出している。

都市の喧騒から切り替わる、静謐で引き締まったエントランス空間である。

階ごとにことなる表情をもつ屋内廊下

共用部は、建物内を移動する体験そのものを豊かにすることを意図し、階ごとに表情の異なる色彩計画とした。

1階は都市の無機質なコンクリートジャングルから建物へと入るシークエンスを意識し、落ち着いたグレーを基調に構成している。

2階以降は周辺環境との関係性を色彩に落とし込み、地表の緑地、日本橋川の水色、夕焼け、夜空、星空と、上階へ進むにつれて時間と景色が移ろうようなカラーコンセプトを設定した。

外部からも階ごとの色の変化やグラデーションを視認できる計画としている。内部と外部の双方から建物の表情を感じられる共用空間を目指した。

無機質な都市部から河川や夕焼け、星空など内部から眺望できる要素を抽出しカラーコンセプトを構成した

川の気配を取り込む共用廊下

共用廊下は、日本橋川に沿う立地特性を内部空間に取り込むことを意図して計画した。

片側に連続する開口部を設け、外部の水景や空の移ろいを感じながら歩くことのできる動線としている。

天井に設けた間接照明は廊下全体を均質に照らし、奥行きと落ち着きを与えると同時に、夜間の安心感を確保する。

壁面や建具は抑制した色調で統一し、視線が自然と外部へと抜ける構成とした。

細長い敷地条件を活かし、移動の時間そのものが建築体験となる共用廊下である。

川に面した開口部を持つ、落ち着いた雰囲気の共用廊下。

OTHER WORKS ONGOING